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ルイジアナのムジナ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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![]() う〜〜〜やっちまったです。酔っぱらって記憶がないうちに同じ注文をしたらしい、が、ま、よくあることさハハハ・・・・でも、やっぱりトホホ。 で、このアルバム、ゲストがスゴいんです。マーク・ノップラー、エリック・クラプトン(しかも2曲)、ロベン・フォード、ヴィンス・ギル、ジミー・バフェット、そしてアメリカ南部の“鍵盤の獅子王”ドクター・ジョン!!までが参加している! |
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![]() 僕がソニー・ランドレスを最初に聴いたのは、7、8年以上前、ご他聞にもれず、渋谷のタワー5Fのブルースコーナーの試聴機だった。 アルバムタイトルは「SOUTH OF 1-10」(写真真ん中) |
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![]() 「CREOLE ANGEL」(クレオール・エンジェル)「CONGO SQUARE」(コンゴ・スクエア)[CAJUN WALTZ](ケイジャン・ワルツ)「MOJO BOOGIE」(モージョー・ブギー)「CREAT GULF WIND」(グレイト・ガルフ・ウィンド)・・・・順番に試聴機を聴き進めるうちに全身が南部性感帯と化していく。とくに最後の2曲はアラン・トゥーサンの鍵盤が南部の香りを醸しだす。なんといい香りですこと!“ジャケ買い”ってあるけど、“アルバムに収録されている楽曲タイトルに惹かれて買い”(長い〜〜〜っつうの!)って初めてである。 |
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![]() ぼくはギターキッズではないから、早弾きやギターバトルにまるで興味がない。でももちろん好きなギターはある。それは「色」と「方向」を感じさせてくれるギタリストなのだ。 |
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![]() “天空を駆けるギター”というのはマーク・ノップラーにたびたび冠せられるコピーだが僕も本当にそう思う。MKのギターは地上から天空に向かって垂直方向に伸びて行く。だが、ソニーのそれは、まるでミシシッピやルイジアナから離れたくないとダダをこねるかのように、俺はいつまでもこの地を見続けたいんだ!と言いたいかのように、アメリカ南部をなめるかのように、水平に疾走するのである。 |
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![]() このアルバムは、1984年ウィリー・ネルソン!ニール・ヤング!!ベン・キース!!!それにファッツ・ドミノ!!!!が参加して作られ、そのままお蔵入りになっていた(!!!!!)5曲に、1991年に新たに制作された7曲を加えて出来上がった異色のアルバム(だが、違和感はまるでない、どころか一体感しかない素晴らしいアルバムである。なにせ、「シーユーレイターアリゲーター」や「ウォークング トゥ ニューオリンズ」など“ボビチャ”の自作自演ヴァージョンがめじろ押しなのだ)が、その中でも、とくに僕が傑作ブルースバラードと言いたい「ジェラス・カインド」で出色のギターソロを弾いているのが、これまた、ソニー・ランドレスなのだ。これにはしびれちまった! |
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![]() 北米大陸にわたってきたフランス系移民は、その地をフランス語で「理想郷」を意味する「アケイディア」と名付けた。もともとは「理想郷」を意味するギリシャ語「アルカディア」に由来する言葉である。 |
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![]() そして、フランス王「ルイ」の土地ルイジアナまで流れつく。そこに同じくフランス領オルレアン公にちなんだ街「ラ・ヌーヴェル・オルレアン」=「ニューオリオンズ」を作り、住みつくことになるのである。 その地に流れ着いたフランス系移民の末裔は、「アケイデイア」から流れてきた人々、ということで、「アケイジャン」と呼ばれる。そのうち、「アケイジャン」の最初の文字「ア」=「A」は弱音化し、いつしか「ケイジャン」と呼ばれるようになる。かれらの料理はケイジャン料理と呼ばれ、その音楽は「ケイジャンミュージック」と呼ばれていった。 |
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![]() クレオール・ケイジャンミュージックから派生した独特の音楽の一つが「ザディゴ」だが、このザディゴの創始者「クリフトン・シェニエ」のバンドで腕を磨いたのが、本日の主役『ソニー・ランドレス』である。僕はソニーの音楽を通してザデイゴを知った。ソニーの音楽に骨がらみになっているルイジアナはここで確定したのだ。その後、ソニーは、ライ・クーダーの後釜として、ジョン・ハイアットのバックバンド「ゴナーズ」のギタリストとして大活躍する。このとき日本にも来ているらしい。 |
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![]() エリック・クラプトンが「世界で最も過小評価されているギタリスト」といい、ボニー・レイットが「最も驚愕させられたギタリスト」というソニーについてマークノップラーはさらに詳しく次ぎのようにコメントしている。 |
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![]() ソニーと彼のスライド・テクニックの、また偉大なところは、彼がスライド奏法を前進させ、その中に自分自身を投影させてきたことだ。 彼は言わば歴史上の存在ではないワケだが、膨大な量の音楽を聴き、それを愛してきたことは、彼のプレイの背後にいつも感じる。 以前から、とことん詳しく知らなくちゃ、と思ってたミュージシャンだったけど、ルイジアナに行った時、彼のアルバム(「South Of I-10」)のレコーディングにも参加できたんだ。 (「Golden Heart」に収録した曲、Je Suis Desoleの)エンディングでのサニーとの演奏は楽しいものだったよ。 いくつかのブレイクを交互に分け合うようにして、 いい感じで刺激し合いながらロックしてたし、いい気分だった。 そんな感じで僕たちは演奏できたんだ。」 (www.mark-knopfler.com) |
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![]() ルイジアナを共有する二人の"異能”のミュージシャン「ボビー・チャールズ」と「ソニー・ランドレス」が結びつくのはきわめて自然の成り行きだったのだ。これを「ルイジアナのムジナ」と言う(言わないって!) |
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